【ソト活#25】温泉熱でいちごを育てる宮城県蔵王町「いちごの国ゾーナ農園」を訪ねました

2026年4月、第25回目となるソト活を実施し、一の坊総料理長と各ホテルの料理長達、スタッフが温泉熱でいちごを育てる宮城県蔵王町にある「いちごの国ゾーナ農園」を訪ねました。

温泉熱を活用した栽培
「いちごの国ゾーナ農園」では温泉熱を活用した栽培を行っており、ハウス内の温度を均一に保つことで、生育環境の安定化を実現しています。一般的な暖房と異なり熱ムラが少なく、いちごの品質にも良い影響を与えています。



繊細な管理が必要ないちごの栽培
パイプを通じて温水・冷水の両方を管理できる仕組みにより、細やかな温度調整が可能となっており、親苗・小苗ともに25~30度の範囲で、1度単位の繊細な管理が行われています。こうした徹底した環境づくりが、安定した品質と味わいを支えています。

食材の背景とともにお客様に価値ある食体験を
現地では実際にいちごを味わいながら、甘みや酸味のバランス、香りの広がりを確認。温泉地ならではの栽培背景とともに、その魅力をどのように料理として表現するかを検討しました。
新品種「よつぼし」を使用した春のデザートを提供
みやぎ蔵王・遠刈田温泉ゆと森倶楽部では、新品種「よつぼし」を使用した春のデザートを提供しています。熱を加えずフレッシュな状態で仕上げることで、いちご本来の香りやみずみずしさを引き出しています。地元食材を活かしたいという想いとともに、温泉熱を活かしたこの土地ならではの栽培方法にも着目し、メニューに取り入れました。期間限定で、蔵王ハーブといちごを組み合わせたカクテルの提供も開始しています。
なお、今回のいちごは一の坊グループ各施設においても、順次メニューへの展開を予定しています。


※食材の都合等により料理が変更になる場合がございます。
温泉が育む、つくり手の想いに触れて

【料理長コメント】
今回の訪問では、いちごの味わいだけでなく、温泉熱を活かした栽培方法や、その背景にある生産者の工夫と想いに触れることができました。
ゆと森倶楽部からほど近い距離にある農園を訪ね、顔を合わせて言葉を交わせる関係性もまた、この土地ならではの魅力だと感じています。
現地で感じた香りや甘みの印象を大切にしながら、素材の魅力をそのまま引き出す一皿を意識しています。
食材の背景を知ることで、料理としての表現の幅が広がることを改めて実感しました。

【生産者コメント(いちごの国 ゾーナ農園)】
いちごはとても繊細な作物で、日々の温度や水分管理の積み重ねが味に大きく影響します。当農園では温泉熱を活かし、できるだけ安定した環境で育てることで、その時期に一番おいしい状態で収穫できるよう心がけています。
料理人の方に実際に畑に来ていただき、味や香りを直接感じてもらえるのはとても嬉しいことです。どのような料理としてお客様に届くのか、私たちも楽しみにしています。


