【一の坊リゾートのSDGs#19】エネルギー転換を実行し複数温泉宿で“重油ゼロ”を達成
温泉の熱エネルギー活用などによるCO2排出量42%削減後、次の一手は「燃転」

地球にやさしい温泉リゾートを目指して
カーボンニュートラル実現に向け、「第一歩は省エネ」とされてきた取り組みは、いまエネルギー源そのものを見直す段階へと移行しています。
宮城県で4つの温泉宿を運営する株式会社一の坊は、温泉廃熱利用などによるCO2排出量42%削減で「2023年度省エネ大賞」などを受賞後、次のフェーズとして重油からガス・電気へのエネルギー転換(燃転)による脱重油を本格化させてきました。
2024〜2025年にかけて複数温泉宿で重油ゼロを達成し、2025年1月14日時点における一の坊グループのサステナビリティ進捗状況として公表します。
温泉廃熱を「使い切る」、温泉宿の脱炭素
株式会社一の坊は、温泉宿ならではのエネルギーである温泉の熱を回収・再利用する「温泉廃熱利用システム」を本格運用し、給湯や暖房に活用してきました。
これまで廃棄されていた温泉の熱エネルギーを再利用することで、化石燃料への依存を抑制。あわせて設備更新や運用改善を進めた結果、エネルギー使用量37%削減、CO2排出量42%削減を達成しました。
こうした取り組みが評価され、一般財団法人 省エネルギーセンター主催「2023年度省エネ大賞」に加え、環境省主催「令和6年度気候変動アクション大賞」を受賞しています。



次フェーズは「燃転」──エネルギー源そのものを変える
受賞後も取り組みを止めることなく、一の坊グループでは2024年から2025年にかけて、脱炭素の次の段階としてエネルギー源そのものを見直す「燃転(燃料転換)」を本格化しました。
給湯・空調・床暖房といった宿の基幹設備を対象に、重油ボイラからガス対応型ボイラや電気式ヒートポンプへと段階的に切り替え、設備更新と燃転を同時に進めています。
温泉廃熱利用による再生可能エネルギー活用を土台としながら、CO2排出量の多い重油の使用を「減らす」よりも「使わない」選択へと踏み込み、効率改善にとどまらない脱炭素を実行しています。
複数温泉宿で「重油ゼロ」を達成
こうした燃転の取り組みにより、複数の温泉宿で重油使用を完全に停止しました。
松島一の坊|2024年12月に重油ゼロ、年間約176トンのCO2削減
日本三景・松島温泉「松島一の坊」では、2024年12月に設備更新とエネルギー転換を行い、重油ゼロを実現。年間約176トンのCO2排出量削減の成果が出ています。

温泉山荘だいこんの花|温泉熱×電化で宿全体の重油ゼロを実現
みやぎ蔵王・遠刈田温泉「温泉山荘だいこんの花」では、2023年に温泉付客室へ導入した温泉廃熱利用システムに加え、2025年1月に食事会場の床暖房などのエネルギー源を重油から電気式ヒートポンプへ転換。客室や共用部を含め宿全体での重油ゼロを達成しました。

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ゆづくしSalon一の坊・ゆと森倶楽部|燃転で年間約30トンのCO2削減へ
「仙台・作並温泉 ゆづくしSalon一の坊」と、みやぎ蔵王・遠刈田温泉「ゆと森倶楽部」では、温泉廃熱利用システムでエネルギー使用量・CO2排出量削減を進めてきた中、2025年12月15日に重油ボイラをガス対応型ボイラへ更新する燃転を実施。年間約30トンのCO2排出量削減を見込んでいます。


これからも一の坊グループは、自然と調和したやさしいエネルギーの使い方を大切にしながら、お客様にとっても心地よい、持続可能な温泉リゾートを目指してまいります。

