ゆと森倶楽部の温泉を「温泉ソムリエ」視点で書いてみます。
まず、ゆと森倶楽部のある宮城蔵王・遠刈田温泉は開湯400年以上の歴史があります。
古くは赤ちゃんの産湯にも温泉がつかわれていたとか。
街なかの多くの宿は共同の源泉から配湯され、その温泉は温度が高く、色も茶褐色です。
ゆと森倶楽部は、敷地内に2つの自家源泉を有しており、若干の濁り色はあるものの基本的には無色透明の温泉です。
泉質は温泉好きをうならせるナトリウムと塩系3種盛り。
毛穴の汚れや古い角質の汚れを落とす石鹸のような効果、うるおいながら柔肌にしてくれる保湿効果など、お肌にとって贅沢な配合です。
肌に触れるやわらかで温もりのあるお湯が、まるで「おつかれさま」とやさしく包んでくれるかのよう。
温泉ソムリエとしておすすめの入浴法は、寒い冬はもちろんのこと、夏の汗冷えしたからだはお腹の中から冷えていることもあるので、
5分入って休んでまた5分、と分割して入浴すると芯まであたたまって冷めにくくなります。
大浴場(内湯・露天男女各1)や4か所6つの貸切風呂から眺める森林や川の音は、五感を開放し、目や耳からも癒してくれるセラピー効果も期待できます。